
声を使う仕事がしたい人
「どうやって仕事みつける?どんな仕事する?未経験だけど本当に大丈夫?働き方は?」
こんな疑問を解消します。
こんにちは、
44歳ナレーターのユキコです。
実はナレーター歴はまだ1年の新人です。
以前までは、
専業主婦でした。
子どもが大きくなったので、「また働きたい」と想い、
声を使う仕事に挑戦しました。
ということで、今回は「未経験から声を使う仕事ってできる?」というテーマでお話します。
40代のおばさんですが、
この歳で夢を叶えました。
ですから、
同年代で挑戦したい皆さんの励みになれればと思います。
それでは最後までお楽しみください。
声を使った仕事は未経験でも募集してる

私の小さいときの夢は「アニメの声優」でした。
でも、いつのまにか普通の会社に入り、普通に結婚して、普通に子どもが生まれて、、、、気付けば43歳でした。
子どもが中学生になるまでは専業主婦をして欲しいと夫から言われていたので、この歳までほとんど働いてきませんでした。
そんな私が、
今は声優の仕事をしています。
アニメのキャラクターにはなれていませんが、ナレーターとして、自分の「声」を商売道具にして、いろんな現場で声優をしています。
年齢は関係ない
嬉しいことに、「声」の仕事には年齢は関係ありませんでした。
理由は、
「声は成熟するから」です。
若い黄色い声も良いですが、ダンディーな声も素敵です。
もちろん、
最近の声優業界は若い皆さんが活躍されているのは事実ですが、ミドル世代の声が必要となる仕事も増えてきています。
40代の新入社員もいる
事実として、私は43歳未経験でこの仕事をはじめました。
私は決して例外ではなく、40代で声優業界に入ってくる方も多いです。
ですから、
この仕事に年齢は関係ないと確信できます。
でも、仕事を見つけるのは難しい
しかし、声優の仕事を見つけるのは至難の技です。
Indeedでも「声優募集」はほとんどありません。
声の仕事は非公開求人でした
そこで私が使ったのは「転職エージェント」でした。
完全無職の状態だったので、
「そもそも私が使って大丈夫?」
と思ったのですが、そこは全く問題ありません。
そして、
転職エージェントに登録すると、一般公募されていない非公開求人が見られるようになりました。
そこには
「未経験歓迎‼ナレーター募集」
の求人がたくさんありました。
声優は非公開求人になってる
この業界は一応芸能業界です。
雇われナレーターだとしても、芸能事務所所属の声優のひとりなので、本気の人しか応募できないんです。
ですから、
この業界の仕事探しは「非公開求人」から探すのが基本になります。
私が使った転職サービス
私が使った転職エージェントは
の2つです。
どちらも大手なので、求人情報はたくさんあります。
正直なところ、どちらも情報は被っているので、登録はひとつでも十分だと思います。(ちなみに私はリクルートで内定を獲得しました)
3分くらいで登録できるし、無料で使えるので、ぜひお試し下さい。

声の仕事が決まった
そして、
応募して、
面接&実技試験をして、
私は中堅声優事務所のプロ声優(正社員)になることができました。
全くのド素人でも声優になれます。
いくつになっても挑戦はできます。
ちなみに、実技試験は‥‥
ちなみに、
実技試験は面接のときに「この台本読んでみて下さい」と言われて、5000文字くらいの文章をぶっつけ本番で読みました。(笑)
途中で嚙んじゃったとこもありましたが、何とか合格をいただけました。
ちなみに、私がいまの事務所の内定を獲得したのはリクルート経由です。
ナレーターの仕事内容

ここからは話が変わって、
「どんな仕事をするの?」
というところをお話します。
私はナレーション部に所属しているので、一般企業の案件を主に担当しています。
- 企業PR
- イベントの注意事項の読み上げ
- 館内放送
です。
企業PR
企業PRにナレーションをつけます。
台本があるので、その通りに読みますが、
たまに企業側から「この部分をもっと元気にして欲しい…」と修正が入るので、かなり繊細な作業ですね。
イベントの注意事項の読み上げ
コンサートとかの前に
「当●●●●コンサートにお越しいただいた皆様に、観覧の注意事項をお伝えします…」
とか聞いたことあると思います。それを現場で読み上げ(録音)するのが仕事です。
あえて感情を殺して台本を読むのがポイントです。
館内放送
スーパーや公共施設の館内放送の案内音声を収録します。
「私の声が使われてる…」
と思えるのは幸せですね。
タレント声優との違い
皆さんご存じの有名アニメ声優さんとは全く仕事が異なります。
彼らは、事務所とエージェント契約を結んでいる個人事業主ですが、
私たちプロのナレーターは正社員です。
良くも悪くも仕事の幅は狭い
タレント声優と違い、仕事を選んだり、自分で好きな仕事に挑戦することはできません。
会社員として、クライアントの依頼通りに音声を作るのが私たちの仕事です。
ある意味、芸能界特有のストレスは感じないですが、映画やアニメのアフレコに挑戦するチャンスはほとんどないですね。
芸能界の酸いも甘いも経験したのであれば、雇われプロ声優ではなく、タレント声優に挑戦するのがいいと思います。
未経験からナレーターになる手順

繰り返しになりますが、「私がナレーターになるまで」を元に、転職の手順を紹介します。
①応募
転職エージェントに登録して応募してみましょう。
まずはここからスタートです。

②面接&実技試験
書類選考が通過したら面接&実技試験です。
担当のエージェントがあいだに入って、面接の日程や持ち物などを教えてくれます。
面接はラフ
私の会社の入社面接はかなりラフでした。
「好きな映画は?」「YouTubeとか見ますか?」
とか、パーソナルな情報を確認するって感じです。
実技試験は台本読み上げ
実技試験は面接の場で行われます。
3パターンくらいの台本を、一発本番で読み上げます。おそらく、スムーズに台本が読めるか?も大切ですが、声質の審査が行われているって感じですね。
③採用
採用が決まると、
担当のエージェントから
「おめでとうございます!合格です」
と電話がかかってきました。嬉しいです。
働き方は?

ナレーターの仕事は案外シンプルだし、普通の会社員と大して変わりまりません。
うちの夫と出勤時間はほぼ変わらず、10時~18時です。
給料は?
お給料はそこまで高くないです。
私が新人というのもありますが、この業界自体が高収入が得られる者ではないので、期待しない方が良いと思います。
ちなみに、
私の1年目の年収はリアルに350万円くらいです。
勤務時間や休みは?
うちの会社の場合、ナレーターは完全週休二日制で土日休みです。
夏休みもちゃんとあります。
イベントの司会とかの部署になると、土日休みはかなり厳しいですね。
あくまで会社員です
正直、
面白くないかもしれませんが、「声」を使ったナレーター職は普通の会社員と大して変わりありません。
だいたい1日、1万文字の原稿を2つ読み上げて終わりです。
夢は無いけど安定はある
繰り返しますが、
テレビに出ているような声優を目指すなら、事務所とエージェント契約をしましょう。
でも、とにかく「声」を使って働きたいという方は、私のように正社員で働きましょう。
今すぐ行動のススメ

声を使った仕事に未経験から挑戦したいなら「今すぐ」行動をオススメします。
逆に、今じゃないと,この仕事に挑戦するのは無理です。
今はナレーター募集が盛んな時期
ちょうど声優需要は伸びている時期なので、各事務所もナレーター求人を活発に行っています。
だから今がチャンスです。
出遅れたら確実に損する
とはいえ、
人気の職業なので応募はかなり来ます。
だから早いもの勝ちの状況で、
出遅れたら確実に損します。
私が使った転職サービス
「今すぐ応募しましょう!」とは言いませんが、本気でこの業界に挑戦したいなら、まずは転職エージェントに登録して求人情報を見てみましょう。
転職エージェントは3分くらいで登録できるし、無料なので、使って損はないです。
どのサービスを使っても大差ありませんので、「まず行動」をオススメします。
皆さんの成功を願っています!
※ちなみに、私はリクルートで決まりました。
・リクルートエージェント※私が内定を取ったのはここです。大手声優事務所のマネージャー求人もありました。
・ マイナビエージェント
※リクルートと大して情報は変わりないですが、たまに非公開で声優養成所の運営募集を紹介してもらえました。
